お米づくりには、種にするお米「種籾(たねもみ)」を採取・準備するところからスタートします。種もみ準備は、充実した苗を育てるために種まき前に行う工程です。以下に、種もみ準備の工程を簡潔にご紹介します。
選種(良質な種もみを選別する):
良質な種もみは、胚乳(はいにゅう)が多く充実しているものです。胚乳は発芽から初期生育に必要な栄養源であり、発芽率や根の活力に影響を与えます。
胚乳が多く充実している良い種もみを選別します。
種もみの消毒:
種もみには病原菌がついている可能性があります。これを防ぐために消毒を行います。
当農園では、お湯によるに「湯温消毒」したものを使用し食の安全を図っています。
浸種(しんしゅ):
浸種は発芽を早めて揃える作業です。種もみに十分に水を吸収させます。
適切な水温と日数で行い、水を吸収した種もみの重さは乾いた種もみの25%以上です。
催芽(芽出し):
催芽は種をまく前に発芽を始める状態にする作業です。種もみを32℃のぬるま湯に浸します。
はと胸状態になり、発芽が揃うようにします。
お米づくりは、食卓にお米が届くまでの道のりが長く、多くの時間と作業が必要です。当農園では美味しいお米を提供するため、日々心を込めて農作業を行っています。
本日のブログは美味しいお米を生産するためにとても大切な「種もみの準備」について紹介しました。